20代の海外就職論!

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海外就職で注意したい契約条件①給与面

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海外就職というと待遇も良いような気がしてしまうところがあるかもしれませんが、実際は比較的大きな企業でなければ日本の企業の方がいいことの方が多いのが実情でもあります。今回は最終面接などで契約の部分の話になった時に注意したい給与の面について大きく2つの面から解説します。

 

海外就職と一口に言っても、その求人の内容は多岐に渡ります。国・職種・ポジションなど、今の自分と海外就職してからの自分を深くイメージしておくことが大切です。上手く面接に進み最終面接を通過できても、契約条件が劣悪であれば辛い思いをするだけではなく、いい経験も得られず、貯金もできず、数年を無駄にしてしまう可能性だってあります。

少しネガティブな話から入りましたが、海外就職はメリットもデメリットもあることを忘れてはいけないと思います。時に自分の判断を後悔することもあるかもしれませんが、それをできれば最小限に抑えたいもの。どういった条件を注視すればいいのかについて今回はご紹介していきます。以前に海外就職のメリットとデメリットについては簡単にまとめていますので以下の記事も参照してみてください。

 

海外就職における給与について 

 

海外の企業に就職する場合、その給与については特に注目すべき部分だと筆者は考えています。なぜなら日本の企業は世界的に見ても給与が高く、海外就職によって年収アップを狙うことはそんなに簡単なことではないからです。その中でも具体的にどの面を見ていけばいいのか、今回は給与について大きく2つのポイントを以下で見てみましょう。

1 給与の支払いは円ベースか、USドルベースか、現地通貨ベースか

給与の部分で最も注意したいのは通貨です。給与が円で支払われる場合は明確ですが、USドルや現地通貨の場合はその受取方法や額面についてよく考える必要があります。 

円ベース 

まず円での給与支払いですが、日本人を対象としている仕事の場合クライアントの支払いが円の場合が多いため、円で支払われることがあります。これには理由があり、現地の銀行に入金するために換金が必要なため、両替の際に損益が生じてしまうことを企業が避けている場合は円になります。ただし労働者側は現地で生活するわけですから、実質的にその両替の損益は労働者側に降りかかってきます。ある程度の貯金がある状態で海外就職をする場合はこの形が良いかもしれませんが、長く働くことを考えた場合は損にもなります。

 

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USドルベース 

USドルで支払われる企業は大企業の場合か、アメリカの企業かの二択であることがほとんどです。注意したいのは東南アジアや中東でUSドルベースの給与を出している求人。今はUSドルに対して円安傾向なので一見給与が良いように見えてしまいますが、これは一過性のものである可能性もあります。変動制の通貨市場なので、1回円高になってしまうと同じ給与なのに日本円で考えると目減りしてしまい、かつ現地の通貨とUSドルの関係性が不利な場合はそこから逃れることも難しくなります。また誤解されがちなようですが、USドルの給与制を取っている企業は海外就職でも魅力的に見えるようです。これはなぜかわからないのですが、潜在的なアメリカへの憧れが日本人にはあるからかもしれません。そういったことは特にないので、純粋に自分にとって良いのかどうかを見極めましょう。

 

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現地通貨ベース

現地通貨での給与の支払いは海外就職の最も一般的なものです。筆者の務めている会社もこれに当たり、給与はフィリピンペソベースです。現地通貨の場合で注意しなければいけないのは、日本円との関係性がとても弱い通貨の場合、「月収200万○○」といったようなよくわからない給与になることがあります。もちろん、これは応募の前に換算して日本円であればどの程度なのか確認する必要があります。たいていの場合、日本の一般的な給与よりは安いか、同程度です。

海外就職をすると当たり前ですがその国で生活することになりますので、現地通貨で給与の支払が行われるのは現地での生活を考えると最も良いことになります。しかし逆に日本に戻った時の事を考えて貯金をしていく中で現地通貨と円の関係性もまた、見ていく必要があります。

 

例えばフィリピンの場合この5年間でペソは「1ペソ=約2円」から「1ペソ=約2.7円」までゆるやかに変動してきました。筆者は2010年からセブに関わっているのですが、年々旅行客には両替レートが厳しくなっていることを見てきました。ただ逆に働く側になると、仮に毎週10,000ペソのインターンであっても5年前なら20,000円になったものが今では27,000円になっているわけです。

このように特に東南アジアなどの新興国では、現地通貨による定額の給与支払いが行われる場合は長く働くと特をする場合がある一方で、欧米や日本円が弱い国であれば損をしてしまう場合もあります。考え方の基準を全て日本円に置く必要はありませんが、多くの場合こういった考え方の中で海外では給与を受け取ることになると思います。 

2 ボーナスなど提示の年収(年俸)以外の収入は得られるか

日本では給与の他に夏のボーナス、冬のボーナスなど賞与が出る場合があります。ただしこれは日本での常識であって、海外ではもちろん通用しない部分の1つであることを知っておく必要があります。給与ベースが他の求人より高くても、ボーナスがないことによって結果的には伸び悩むということが海外就職の中ではよくあります。そのため、一見待遇が良さそうでも飛びつくことだけはやめたほうが良いと思います。

 

更に日本での転職の際にも言えることですが、ボーナスの部分に日系企業の場合(業績によって変動)などと記載されている場合が多くあります。また海外の求人ではボーナスの配当実績を知る資料がなかなか得られないため、この表記を飲んでしまうともらえなくても文句は言えません。英語で記載されてる求人にも同様のことが書いてあるケースがあるので、面接の中で正直に確認したいこととして聞いておいたほうが良いかもしれません。

もちろん、休みが少なかったり労働時間が長い場合にはそれなりの給与が支払われる可能性がありますが、ボーナスに関しては働きぶりに見合わない程度に少ないこともあるため、注意しておくとよいでしょう。

今回は海外就職の最終段階での給与面について、注意すべき2つのポイントを挙げて解説しました。このシリーズの次回は第2弾として待遇や福利厚生の面、第3弾で契約の詳細な内容と会社を取り巻く環境について、それぞれ海外で実際に働いている筆者の視点から掘り下げていますので参照してみてください!

 

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