20代の海外就職論!

海外就職・転職・移住、海外ビジネスが身近になった社会。就職活動・英語学習・海外での文化と生活などを発信する情報マガジン。

マニラのココイチで受けた、小さな感動サービスについて書く

スポンサーリンク

日本では今カレーチェーン店「CoCo壱番屋」通称「ココイチ」が廃棄したビーフカツが処理会社の手によって不正に市場に出回ってしまうという、食の安全に関する問題が話題になっています。そんな中僕が住むマニラには新しい「ココイチ」が1月にオープン。2回目に訪れた際に小さな感動がありましたので、是非ご紹介したいと思います。

 

日本のニュースを見ていると、今回のココイチのビーフカツ問題、正確にはココイチが廃棄したものを処理会社が不正に転売したということで、更にそのカツをスーパーで発見したのがパートのスタッフだったということで話題になっているようです。日本では食の安全に関する問題は非常に繊細に扱われる一方で、海外ではそこまで過敏にならない国もあるためそれぞれの文化が反映される部分でもあると思います。もちろん、廃棄したものを転売していた処理会社が行った今回の行為は健康被害に直結する可能性のある問題であることは間違いありません。

 

一方、そんなニュースが流れる前から僕はマニラに開店しようとしている「ココイチ」の店舗に注目していました。それは家の近くにオープンする予定で内装工事が進められていることを知っていたからなのですが、年末もオープンせず、そろそろかなと待っていたところ遂に1月になってオープンしました。

 

早速訪れてみたところ、これは日本のココイチとほぼ同じだ!という感想。

 

f:id:overseasworking20s:20160116004040j:plain

f:id:overseasworking20s:20160116004009j:plain

f:id:overseasworking20s:20160116004032j:plain

 

ご飯の量と辛さが選べる日本では見慣れたココイチ定番のサービスも、海外で出会うととても嬉しいものです。他にサラダとスープがつけられるセットもあったので、1回目はこのサービスを頼んでみました。値段は円換算して合計約920円。若干割高かもしれませんがマニラでは他の食べ物も高いので特段ココイチが高い!ということではありません。むしろ日本の味を持ってきてくれて、しかも親しみのあるカレーが手軽に楽しめるのは駐在者からはとても好評であると思います。

 

そんな近所のココイチが気に入ったので間髪入れず3日後に再度同じ店舗を訪れました。その日は仕事が遅くまでかかってしまい来店したのが午後10時ごろになっており、やっと夕食に辿り着いた・・・!そんな感情で席について、前回と同じロースカツカレー、サラダとスープセットを注文。まずサラダとスープを待っていましたがスマートフォンで日本のニュースをチェックしている間に、先にカレーが運ばれてきました。

 

スポンサーリンク

 

 

実はこの段階で自分自身サラダとスープのセットを注文したことを完全に忘れており、普通にカレーを食べ始めました。半分ぐらい食べ終わったところで水を飲んでいると、「そういえばサラダとスープ頼まなかったか?」と思い出したのです。そこで店員さんに聞いてみるとやはり注文しているとのこと。しかしもう既にカレーは4分の3程終わっていて今からサラダを食べるタイミングでもなかったので、キャンセルしてもらうようにお願いしました。店員さんの方も完全に忘れてしまっていたようで平謝りでしたが、前回よりご飯の量も多くしていたので正直キャンセルできてよかったかな、ラッキーだったなと思っていたところもあり、特に咎めもせずそのままカレーを食べ終えようとしていたのです。

 

すると店員さんが突然、スープとサラダを持って僕の卓にやってきました。「先ほどキャンセルをお願いしたと思うんだけど?」と話しかけると「今回はこのスープとサラダをフリーで食べていって下さい。お願いします。」とのこと。店舗内は非常に混み合っていた上に、その店員さん及び同僚がバックヤードで話し合ってサービスを出すと決める時間も明らかにない中で、恐らくその店員さんは自分で判断してこのサービスを実行することを決めたんだと思います。

 

こちら、その瞬間の写真です。
ロースカツ後一切れのところで滑り込んできたスープとサラダ。

 

f:id:overseasworking20s:20160116003009j:plain

 

せっかく出してもらったので満腹に近かったものの全部頂きました。

 

最初はこのようなサービスを行ってくれたことを「日系のレストランだからか?」と考えたのですが、恐らくそういったことは関係なく、あくまでもフィリピンの店員さんが自身の判断で行ってくれたことにとても感動しました。

 

フィリピンは日本と比べると一人ひとりのホスピタリティーが非常に高く、みんなで仲良く楽しく過ごしていける民族です。しかしその一方で、おおらかな文化の中で日本人にとっては「適当すぎる」と感じる部分も多々あることを僕は痛いほど身にしみて認識ています。特にこういった「お金にならない、人のことを考えたサービス」に出会うことが少なく、間違いを起こしても放置、もしくは指摘された場合でも「次回また頑張るわ!」というような切り返しで、その場への対処はないことが正直フィリピンのスタンダード。そういう国でこのサービスに出会えたこと、その店員さんに出会えたことがとても嬉しかったです。

 

フィリピンに慣れすぎてこんなサービスをしてくれることを信用できなかった僕は、会計時にレシートをしっかり確認しました。確かにセットの請求はなく、カレーの単品オーダーとなっていました。

ちなみにスープとサラダのセットは80ペソ(約210円)。フィリピンではチップの文化があるので会計が終わってお釣りをすべてもらった後、トレーに80ペソを戻してココイチを後にしました。良いサービスをしてもらった後は、そのサービスに意味があった、価値があったということをチップで示すことがスマートと考えられているのがフィリピンです。サービスを受けた側もしっかりリアクションをしていったほうがいいと思います。そうすればどんどんと良いサービスが増えていくことでしょう。僕はこの国がとても好きなので、著しい経済発展と共に繊細さも兼ね備えたもっと素敵な国になってくれることを願っています。

「ココイチ」というカレー屋さんでただ夕食を食べていただけだったはずの、それも数十分の間に起きた小さな話でした。日本から離れて海外での生活が長くなるにつれてこういった素晴らしいサービスに出会うことが少なくなるため、今回のことはとても心に響きました。今後も近所のココイチには定期的に夕飯を食べに行きたいと思います。もちろんその時は必ずカレーと、スープとサラダのセットを注文して!

 

スポンサーリンク

 

 

www.overseasworking20s.work